太陽光パネルは屋根に取り付けないのがお得?
太陽光パネルを発電効率が良いからと言って、屋根に取り付ける方が多いと思いますがコストパフォーマンスの悪化を引き起こしてしまいます。そもそも、現在では太陽光発電システムの価格も下がり、パネル単価も10万円を切っています。そして、パネル自体の寿命も10数年となり、設備投資費や修繕費といった問題も生じています。そして、太陽光パネルを屋根に取り付けることは新築物件なら建築費、既存物件なら構造強化費用を出費することになります。日本は地震大国であり、屋根に重量物を設置することは耐震強度を行う必要があります。つまり、屋根に取り付ける分だけ、高い費用を支払うこととなり、コストパフォーマンスの悪化を引き起こしてしまいます。そして、定期的な修繕を行う場合、屋根に取り付けることで修繕費用を割高にするといった問題になります。そのため、現在ではパネル単位でユニット化している太陽光発電システムはベランダや庭先など、高所作業が必要無く、設置も容易な方が将来性を見越してもお得になります。屋根に取り付けようとして、数百万円の投資をしたとしても、減価償却を6年とした場合、年間の売電効果より高い費用になってしまいます。むしろ、ベランダや庭先に簡易的に設置する方が、無駄な費用も発生せず、効率的に収益を見込める可能性が高くなります。さらに、雪国の場合は屋根に取り付けることで冬期間の発電効率が低下する上、除雪の手間も発生してしまいます。それならば、手の届く位置に設置してメンテナンスや管理ができる方が断然効果的に発電が行えます。